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高リスク群神経芽腫に対する131I-MIBG内照射併用大量化学療法

2017年7月より高リスク群神経芽腫に対する131I-MIBG内照射併用大量化学療法を先進医療として開始しました。

医療関係者の方へ

  

 金沢大学小児科で実施している臨床試験

 先進医療:
 131I-MIBG内照射併用大量化学療法

 先進医療技術名:
 131I-MIBGを用いた内照射療法 神経芽腫(COGリスク分類又はINRG治療前分類で
 高リスク群と診断されるものであって、化学療法及び造血幹細胞移植が行われる予定のものに限る。)

 2017年7月より高リスク群神経芽腫に対する131I-MIBG内照射併用大量化学療法を先進医療として開始しました。
 神経芽腫に選択的に集積するMIBG (metaiodobenzylguanidine)を放射性同位元素123Iで標識した123I-MIBGは神経芽腫の画像診断に広く用いられています。一方、放射性同位元素131Iで標識した131I-MIBGはβ線を放出し抗腫瘍作用を示しますが本邦では保険収載されていません。これまで金沢大学では保険外診療として131I-MIBG内照射を実施してきましたが、今回、先進医療として申請し認可されたため通常の保険診療との併用が可能になりました。131I-MIBG内照射の最大の副作用は骨髄抑制です。治療効果を期待し高用量で用いると約1/3の患児で造血幹細胞による骨髄救済が必要になってしまいます。そのため高リスク群神経芽腫の治療で用いる大量化学療法および造血幹細胞移植と併用することで、131I-MIBG内照射による骨髄抑制も合わせて救済できるように計画致しました。患児には131I-MIBG内照射から造血幹細胞移植終了まで最低でも1ヶ月程度の入院が必要となってしまいますが、この治療法の安全性を確保するための万全な体制をとっているためとご理解ください。これまでと同様に初発および再発の患児を受け付けています。自家移植の場合は当院で造血幹細胞を保存しておく必要があるため特に初発の患児の場合にはお早目にご相談ください。

 

一般の方へ

  

 金沢大学小児科で実施している臨床試験

 先進医療:
 131I-MIBG内照射併用大量化学療法

 先進医療技術名:
 131I-MIBGを用いた内照射療法 神経芽腫(COGリスク分類又はINRG治療前分類で
 高リスク群と診断されるものであって、化学療法及び造血幹細胞移植が行われる予定のものに限る。)

 2017年7月より高リスク群神経芽腫に対する131I-MIBG内照射併用大量化学療法を先進医療として開始しました。
 神経芽腫は副腎や交感神経節から発生する小児期悪性腫瘍のひとつです。そのうち高リスク群は転移を来すなど特に悪性度が高い一群で、いったん初期治療に成功しても再発率が高く非常に難治なため新しい治療法が必要とされています。
 MIBG (metaiodobenzylguanidine)は神経芽腫の病変へ集まる性質がある物質で、放射線を出す元素123Iを付けた123I-MIBGは神経芽腫の画像診断に広く用いられています。一方、元素131Iを付けた131I-MIBGは123Iとは異なりベータ線を放出するため抗腫瘍作用を示しますが本邦では保険収載されていません。これまで金沢大学では保険外診療としてこの131I-MIBG療法を実施してきましたが、今回先進医療として申請し認可されたため通常の保険診療との併用が可能になりました。131I-MIBG療法の最大の副作用は骨髄抑制で、治療効果を期待し高用量で用いると約1/3の患児で造血幹細胞による骨髄救済が必要になってしまいます。そのため先進医療では高リスク群神経芽腫の治療で用いる大量化学療法および造血幹細胞移植と併用することで、131I-MIBG療法による骨髄抑制も合わせて救済できるように計画致しました。131I-MIBG療法から造血幹細胞移植終了まで最低でも1ヶ月程度の入院が必要となってしまいますが、この治療法の安全性を確保するための万全な体制をとっているためとご理解ください。これまでと同様に初発および再発の患児を受け付けています。ご希望の方はどうぞご相談ください。

相談窓口:金沢大学附属病院 セカンドオピニオン外来

 

 

金沢大学附属病院小児科専門研修プログラム